低アルブミン血症とは、なんでしょう?
アルブミン? 日常生活では聞きなれない言葉ですよね。
アルブミンとは、肝臓で作られているタンパク質の1つです。
そのアルブミンの生産量が落ちているということを意味しています。
低アルブミン血症になる理由
先程、アルブミンは肝臓で作られるとお話ししたとおりですが。肝臓の機能が正常に働かなくなった時にアルブミンの血液中の量が少なくなるためです。
他にも、甲状腺機能亢進症や炎症性疾患、がんなどでは、アルブミンが消費されるため、値が低くなります。栄養不良でも値が低くなります。
ネフローゼ症候群に下痢に出血、大火傷などでも、アルブミンが体外へ漏れ出てしまうため低くなります。
低アルブミン血症の症状
体重の増加、脚の浮腫み、お腹が張って苦しくなった、息苦しという様な症状が出てきます。
低アルブミン血症といわれたら
低アルブミン血症と言われたら、病院へ受診しましょう。
他にも、総蛋白や赤血球数やヘモグロビンや血小板の数を調べて貰いましょう。そして、腫瘍マーカーの検査をしてもらいましょう。
更に、画像診断検査へと進みましょう。
<画像診断検査>
超音波検査で、がんのスクリーニング検査や肝臓の状態に腹水や胸水の有無の確認してもらいましょう。
内視鏡検査で、食道、胃、十二指腸、大腸にがんの有無を確認してもらいましょう。(※施設によっては、当日に日帰りで胃カメラと大腸カメラを受けることができます。電話で確認されるとよいと思います。)
造影CT検査で、腹部にがんの有無の確認をしてもらいましょう。
造影剤を使用しない胸部のCT検査で肺などにがんが有るか無いかの確認をしてもらいましょう。
アルブミンの値の正常値
施設によって多少の差はありますが、⒋0g/dl以上です。