マイコプラズマという微生物に感染することにより発病します。小学生以上の子供に多くみられる感染症です。
マイコプラズマ肺炎の症状とは
特徴としまして、激しい咳が続く割には、肺炎としては全身症状が軽めです。
ひどい場合には入院して治療になりますが、ほとんどの場合は外来で通院して治療を受けると2週間程度で治ります。
また、髄膜炎や胸水や発疹などを併発してしまうこともあります。
マイコプラズマ肺炎の検査
肺のCT検査や、血液検査などで調べますが、医療機関によっては咽頭を綿棒で拭ってそれを検体とする迅速検査キットがあります。その迅速検査キットを利用することで、15分くらいで結果が分かります。
マイコプラズマ肺炎の治療
ペニシリンなどの多くの肺炎で使用されている抗菌薬は効かないので、マクロライド系抗菌薬などが使用されています。
抗菌薬への耐性が一部にみられることがありますので、薬の選択に注意を必要とします。
咳が長引く場合には、胸背部を叩いて、痰が出やすくなるようにしてあげてください。
登校には主治医の判断に従ってください。
マイコプラズマ肺炎が治ったあとも
マイコプラズマ肺炎は、飛沫感染で周りの人へうつしてしまう可能性があります。
保菌者の唾液や咳によって感染しますので、マイコプラズマ肺炎が治ったあとでも数週間は排菌することがありますので注意して生活をしましょう。