健康診断の結果で脂質異常症と記載された方も多いのではないかと思います。スーパーやショッピングモールで買い物をしている家族連れのお父さんを見るとお腹がぽっこりと立派に出ている方を目にします。かく言う私もそのひとりでした。
個人的な認識ですが、お腹がぽっこりと出ている方は、大体脂質異常症だと思います(医学的ではなく個人的ですよ)。
脂質異常症ってなに?
空腹時での血液中の脂質(コレステロールやトリグリセライド)の値が異常な状態をいいます。
LDLコレステロール | 140mg/dl以上 | 高LDLコレステロール血症 |
LDLコレステロール | 120〜139mg/dl | 境界域高LDLコレステロール血症 |
HDLコレステロール | 40mg/dl未満 | 低HDLコレステロール血症 |
トリグリセライド | 150mg/dl以上 | 高トリグリセライド血症 |
Non-HDLコレステロール | 170mg/dl以上 | 高non-HDLコレステロール血症 |
Non-HDLコレステロール | 150〜169mg/dl | 境界域高non-HDLコレステロール血症 |
上記の値が診断基準となります。
日本動脈硬化学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版.2017,p.26
脂質異常症のリスク
脂質であるコレステロールやトリグリセライド(中性脂肪)が高くなってくると、血管の内膜といわれる壁にコレステロールが沈着して血栓がつくられます。その血栓が剥がれて細い血管へ流れていくと血管が塞がれ血液が流れなくなり、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患、脳梗塞などの動脈硬化の病気になりやすいです。
脂質異常症が心配される方が受けた方がいい検査
☆肝臓の超音波検査
NASH(非アルコール性肝炎)という病気から肝硬変・肝がんになる方がいます。脂質異常症の方には脂肪肝の方が多いです。
☆動脈硬化効果の検査
血管の硬さを調べる検査(Form・CAVI)
総頸動脈の超音波検査をすることによって、血栓ができているのか調べます。
脂質異常症の改善
具体的には、まずはダイエットです。
BMIが18.5〜24.9になるようにダイエットしましょう。
BMI(Body Mass Index)とは、WHOで定めた肥満判定の国際基準です。
『体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))』で計算します。
私が自分自身で行ったダイエットは、食事制限とウォーキングです。
朝食は、ヨーグルトとマルチビタミンとミネラルのサプリにしました。午前中は、水分を1リットルくらい摂ります。
昼食は、野菜を多めのお弁当です(ご飯は少なめ)。
晩御飯は、ご飯をいつもの半分(普通サイズの茶碗に半分)とおかずは肉と野菜を中心にしました。
気をつけたことは、食べ物を20回くらい噛むということです。咀嚼することによって食べ物を消化しやすくさせ、唾液を十分に発生させ虫歯や口臭予防にも繋がります。また、咀嚼することによって顎の筋肉が鍛えられ小顔効果もあります。
ウォーキングは、我が家にはゴールデンレトリバーがいるので朝晩の30分くらいの散歩です。何も目的もなく、ただウォーキングを続けるのは難しいので付加価値があるものをしながら行った方が個人的には思います。
例えば、『ポケモンgo』は、世代が違うから興味がないとかではなく、始めれば全然知識がなくてもポケモンの種類を集めることでの達成感があり楽しみながらウォーキングできることが請け負えます。
また、ウォーキングをする注意点としては、シューズです。靴底の硬いシューズで行うと。ひざや腰に負担がかかり痛くなりやすいです。ここ重要ですよ‼︎
ぜひ、ランニングシューズをお勧めします。