花粉症 の対策できていますか?舌下免疫療法とは…

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花粉症とは…

花粉症とは、一般に風によって花粉を運ぶ風媒花の花のおしべにできる花粉が飛散することにより、それが目や鼻でアレルギー症状を起こす疾患です。

鼻の花粉症の症状とは…

くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどがあります。

目の花粉症の症状とは…

目のかゆみ、結膜の充血、涙が出るなどがあります。

花粉症の原因となる代表的なもの

花粉症の中でもっとも多いスギ花粉症の人の割合(有病率)は10〜20%と推定され、20代から30代でとくに多くなっています。

また、小児期の発症の増加も問題となってきています。

従来は、花粉症は成人の病気といわれていましたが、近年ではアトピー性皮膚炎や食物アレルギー、小児喘息などとともに、子供の花粉症が増加してきております。

これらはいずれも免疫反応の異常によっておこる病気で、関与する抗体も共通しています。

かなりの割合でこれらは、合併してあらわれます。

子供の花粉症の増加の一因として、食生活や住宅環境、大気汚染やストレスなどの生活環境の変化が考えられています。

花粉の種類の飛散時期

・スギ花粉は2月から4月

・ヒノキは3月から5月

・イネ科の植物ではカモガヤは5月から7月

・ブタクサは8月から10月

・ヨモギは8月末から11月

花粉症の検査と診断

一般に行われる検査では、血液検査によって末梢血での好酸球という細胞が増加していることが多く、さらに鼻汁や涙液を採取して好酸球が増えていれば、症状がアレルギーであることが確実になります。

また、血清中の花粉アレルゲン特異的IgE抗体の有無をみるViewアレルギー39が一般的です。検査費用は、保険適用で自己負担3割の方で4,380円です。診察料は別途かかります。

花粉症の予防

一番大切なことは、花粉との接触を避けるということです。花粉が飛散する季節はできるだけ窓を開けない、花粉の飛散の多い時刻や多い日には外出を控えましょう。

また、外出時はマスクやメガネを使用しましょう。帰宅したら鼻をかみ、目を流水で洗浄して、うがいをしましょう。

花粉症への薬物療法

花粉症の症状がひどい場合には、抗ヒスタミン薬(内服)を使います。鼻や目のかゆみ、くしゃみ、鼻水を抑える働きがあります。比較的効能も早くあらわれます。

抗アレルギー薬には、内服薬と鼻粘膜の症状に対する粉末散布、液噴霧、目の症状に対する点眼などの局所療法があります。

内服薬はいずれも開花シーズンの1から2週間より使用すると、より有効です。開花期間中には継続的に使用します。

花粉症の舌下免疫療法とは…

舌下免疫療法とは、舌の下に治療薬を置き決められた時間保持してから飲み込むというものです。長期に正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。

治療期間としては、3年以上が推奨とされています。少なくとも月一度の受診が必要となります。

詳しくは、最寄りの耳鼻科に受診して聞いてください。

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