けんこう→『健康』 辞書で調べると
病気をせず、からだの丈夫なさま。心配な事が何も無い。
今から10年くらい前、父親が大腸がんと宣告されました。
ある日、母親からの電話が鳴り『住民検診で父さんが、大腸がん検診でひっかかったから、どこで大腸カメラを受けたらいい?』そして、私は『市立病院でいいんじゃない』と答えました。内心『おそらく痔だろうな』と思っていました。私が小学生の頃に、ある肛門科に入院した時にベットの頭側の壁に大関と貼紙されたくらいのひとなのである。余談ですが、そこの病院では痔の重症度を大相撲の番付で表していたのです(笑)
そして、数週間後に母親から悲しい声で『父さん大腸がんって言われた、手術を受けないとダメなの』と連絡がきました。まさか『親父が大腸がんだなんて』と驚きと悲しみで力が抜けました。その後、無事に手術が成功して10年経った今でも元気にしています。詳細は後日書きます〜
目次
①改めて病気って何?
②薬を服用すれば大丈夫?
③生活習慣の改善が大事!
④食事を気をつける
⑤運動をする
①改めて病気って何?
生物の全身または一部に生理状態の異常を来し、正常の機能が営めず、また諸種の苦痛を訴える現象…
まあ具合が悪い、発熱、鼻水、咳、腹痛、腰痛、頭痛などなどですよね。
私が勤めている病院にも様々な不調を訴える患者さんが来院されます。
ある日、前の晩に腹痛があったという主訴の患者さんの超音波検査をすることになりました。『今も痛みはありますか』と聞いてみると『今は痛みはないです』と超音波検査を実施していると『うん?』回盲部から連続した腫れた虫垂が描出されました。急性虫垂炎でした。大体の方は、その部位を押すと結構な痛みがあり苦痛で顔を歪めるくらい痛いはずですが… 押しても平然とした顔でした😅 その後、無事に腹腔鏡での手術で完治されました。
②薬を服用すれば大丈夫?
感染症などは、確かに抗生剤や抗ウイルス剤が必要です。
しかし、高血圧症や脂質代謝異常症や糖質代謝異常症などは、過栄養も大きな原因だと思います。
つまりは、自分の身体で代謝できる力以上の食べ物を摂取してしまっているという事です。
いくら、薬の効果を得てもそれ以上の負荷をかけては、追いつきません。
以前、『最近食欲がなく水分だけでも補給しようと思って毎日3ℓの焼酎を飲んでいるんです』という患者さんがいました😵。薬の話とは違いますけど、お酒では水分補給にはなりません。逆に脱水されます。肝臓の薬も追いつきません😵
③生活習慣の改善が大事!
規則正しい生活を心懸けるだけで、病気の素となるものを防げます。
睡眠は健康維持のうえで重要な役割を担っています。睡眠の質や時間に問題があると、生活習慣病のリスクも高くなります。糖尿病の場合、睡眠6時間以上8時間未満でもっとも発症率が低く、睡眠が6時間未満や8時間以上になると、発症率が3〜5倍に高まるという研究発表があります。質の良い睡眠が大切です。
④食事を気をつける
生活習慣病の予防、または改善のために注意したい食生活の大きなポイントは、
☆摂取カロリーのコントロール
☆栄養バランスのコントロール
☆適切な食習慣の定着
の3つです。
近年の日常生活においては、自分の食べたい食の欲求を割とお求め安い価格でコンビニやフランチャイズのレストランにて満たすことができてしまいます。意図せずカロリーが高いものを摂取していたり、塩分や糖分を必要以上にとっていたりということがあります。炭酸飲料がぬるくなってから飲んだことありますか?すごく甘いんですよ。ということはかなりの糖分を摂取しているんです。それにより生活習慣病の発症に拍車をかけてしまっているのです。
☆摂取カロリーのコントロール
適正エネルギー量(kcal)=生活活動強度指数 ✖︎標準体重(kg)
標準体重(kg)=身長(m)✖︎身長(m)✖︎22
<生活活動強度の目安>
生活強度とは、Ⅰが散歩、買い物程度のゆっくりした歩行1時間以内。Ⅱが通勤、立位の業務などを2時間以内。ⅢはⅡの生活をしている人が1日1時間程度の速歩、サイクリングなどを行なっているか、農作業、漁業などの運動強度の高い業務を1時間程度行なっている場合。Ⅳはそれ以上となります。
☆栄養バランスのコントロール
塩分は1日に10g以下に抑える
糖分は、糖質として、穀類やいも類にも含まれ、合計して200〜300gが1日の摂取の目安です。
☆適切な食習慣の定着
摂取エネルギーを夜に集中させない
食習慣で注意したいことは、1日3食、適切な時間にとること、3食の摂取エネルギーの配分を夜に集中させないこと、一番は昼食に摂取エネルギーがくるようにするといいです。そして、よく噛んで時間をかけて食べること。寝る3時間くらい前には、夕食を済ませた方がいいでしょう。現代の人は、忙しいですが、きちんとした食生活を習慣化させることが健康にとって大切です。
⑤運動をする
人間が生きていくうえで、適度な運動をすることは以下のような効果があります。
・エネルギーを消費させ、体重をコントロールする。
・基礎代謝を促進する。
・脂肪合成を抑制する。
・インスリンの作用を促進する。
・中性脂肪を低下させる。
・心肺機能を強くし、筋力や体力を維持する。
・精神面をリフレッシュする。
このような効果は、生活習慣病の要因を改善すると同時に、習慣的な運動が死亡率を低下させているという調査もあるほどです。
運動によって消費したいエネルギー量は、1日150kcal、1週間で1050kcalが目安です。有酸素運動を習慣的に行おう
以上の事を心懸けて一緒にダイエットをして健康的にスリム化を目指しましょう。