ビタミンとは、我々生物が生存していくうえで必要不可欠な有機化合物で、食べ物から取り込まなければならないものです。
ビタミンの種類
□水溶性
・ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンとビタミンC
□脂溶性
・ビタミンA、D、E、K
《ビタミン欠乏症》
ビタミン欠乏症は長い間人類を苦しめてきました。
●Aは夜盲症
●B1はかっけ
●B2は口角炎
●B6は皮膚炎・神経炎
●B12は悪性貧血
●ナイアシンはペラグラ
●パントテン酸は足の灼熱感
●葉酸は巨赤芽球性貧血
●Cは壊血病
●Dはくる病
●Eは溶血性貧血
●Kは血液凝固障害
あの農民から天下人となった、太閤・豊臣秀吉の死因がかっけだったのではないかという説もあるくらいです。
また、大航海時代の船乗りたちの死因のひとつには壊血病だと言われています。
ビタミン不足になると
現代人は食生活などによるビタミンB1不足が多く、慢性疲労、食欲不振、動悸、めまいのような症状を訴える人の3割以上が潜在的ビタミンB1欠乏症とまでいわれています。
潜在的ビタミンB1欠乏症の場合、所要量の10倍以上を1〜2週間摂取し、早期に体内貯蔵量を回復させる方法があります。
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過剰な摂取にも注意
脂溶性ビタミンは体内に蓄積され過剰症を引き起こすので、許容上限摂取量以下に抑える必要があります。
●ビタミンAは脱毛、食欲不振、胎児の形態異常
●ビタミンDは腎臓でのカルシウム沈着
●ビタミンKは新生児の溶血性貧血
なおビタミンEは脂溶性ですが、全身のしぼうそしきに取り込まれるため、過剰症は少ないといわれています。
水溶性ビタミンは過剰に摂取しても尿中に排出され、ほとんど心配ありません。
ビタミンを多めに摂取して病気を予防
ある特定のビタミンを所要量の3〜10倍摂取すると、整理作用以上の働きをして、病気や症状を改善したり予防したりすることが判明しています。
□抗酸化作用
□細胞間伝達作用
ビタミンEなどの食品由来抗酸化性物質も、生体における脂質過酸化物生成抑制因子として機能します。アンチエイジングにも役立ちますし、動脈硬化、生活習慣病、認知症などの防止にも効果を発揮しています。さらに血行をよくしたり、肌のシミや冷え症を防ぐ働きもあります。
水溶性のビタミンは過剰分が排出されていますが、一時的にでも血中濃度が上がることで、効果が強く働くのです。
『しかしビタミンはデリケートで、調理や保存で損失するものが少なくありません。そこでサプリメントを積極的に利用したいものです。』