健康寿命ってなに?
健康寿命とは、日々の暮らしが何不十なく自分自信で行うことができる寿命を言います。
一人で起き上がることができ、トイレにも自分一人で行くことが出来たり、食事も一人で出来ることをいいます。
健康寿命を伸ばすためには…
現代の日本の医学が発達したお陰で、病気になっても対処的に治療することによって生命の危機に瀕することが少なくなってきました。
少し癖が強い表現ですが、お薬を飲む行為や手術を受ける行為は病気の根本を治療することではありません!!
最も身近な例では、虫歯の治療で何度か歯医者さんに通院して『これで治療は、終わります。』と言われて、また何年か後に虫歯ができてしまい歯医者さんにかかることになった方っていますよね!
勘が鋭い方は、気が付かれたかもしれませんが歯の磨き方を直さないといけないということです。
また、歯医者さんに3ヶ月に一度定期的にメンテナンスということで通われ予防のためクリーニングをしていただいている方も増えてきているように感じます。
健康寿命という考え方
健康寿命とは…
健康寿命とは、健康上の問題で日常の生活において特段問題のない状態で生活することができる期間のことをいいます。簡単にいうと身の回りのことをヒトにお願いしなくても自分自身で行うことが出来ている状態の期間になります。
平均寿命とは、病気であろうとなかろうと生きている期間のことです。
日本は、これからますます超高齢化社会に突入していきます。冒頭でお話したように病気に罹っても治療を施すことで延命は出来ます。寝たきりになったとしてもある程度の病状で生きていられます。
日本の健康寿命は、2016年の調査では、男性72.14年、女性74.79年です。平均寿命は、男性80.98歳、女性87.14歳でその差は、10年くらいです。この期間が「不健康な期間」を意味しています。
ベッドから自分自身の力で起き上がれなくなったとしても生きています。でもそれって切なくないですか。
健康寿命が長くなるメリットは
もちろん、身体的自由の期間が長くなるということを意味しています。ご自分の人生を楽しんで生きていく時間が長いということですよね。
また、社会的にも大きな意味を持っています。健康な期間が長いということは、医療費削減に大いに関係してくるからです。社会貢献をしていることになります。
以前にもhttps://advance-rela.com/preventive-medicine/予防医療を考えようというページにも書きましたが、国家予算100兆円の内、42兆円もの医療費が使われている現在です。そして、税収が60兆円余りです。
他のことに税金を回すことができます。また、医療費が削減されることにより、もしかしたら住民税などの税金が安くなり私達自身の負担も軽くなる可能性だってあります。
健康寿命を伸ばすためには
大切なことは、今の自分と向き合うということです。
今現在のご自身の身体の状態を調べるところから始まります。
健康診断や人間ドックを受けましょう!
サラリーマンの方は、会社で健康診断を受ける機会がありますよね。但し、受診して終わりではありません。二次検査を勧められたら、医療機関に受診して原因を調べましょう。
サラリーマンの方以外でも、大企業などでは、配偶者も健康診断の対象とされている企業もあります。
また、企業などの健康診断の機会がない方は、各自治体などで実施している住民検診を利用されるといいです。
それらを利用して問題点があれば、生活習慣を改善しましょう。ほぼほぼ生活習慣の乱れから病気へと繋がっています。
私は、臨床検査技師という国家資格を持っており臨床での経験もあります。検査のことなどで分からないことがありましたらメールしていただければ分かる範囲内でお答えできればと考えています。
健康寿命と生活習慣病
肥満なひとには、高血圧や脂質異常症や動脈硬化という疾患を持っているひとが多いです。
高血圧は、心臓や脳や腎臓に負担をかけます。心筋梗塞や脳出血や腎障害を併発しやすくなります。
脳に障害が残ると、手足に麻痺が残ってしまうことがあります。そうすると、自分自身の力で歩くこともできずに車椅子生活になってしまうこともあります。
心筋梗塞では、そのまま命を落とすことになったり、助かったとしても植物状態になってしまうひともいます。
腎臓に障害がでると、人工透析を毎週のように受けないと死んでしまうことにもなります。
健康寿命を伸ばすためには、生活習慣がとても大切なことだということがお分かりいただけますよね。
また、認知症にも生活習慣病は大きなリスクファクターとなっています。
健康で長く人生を楽しんで暮らしましょう!